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セレクト地酒とハーブティ はりまのまど

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生熟成酒いろいろ

うちの在庫は非常に偏りがあるのですが、「生熟成」と言える数年ものの生酒が多いなと思って集めてみたらなかなかの数に。
日本酒の非加熱殺菌の生酒は「早いうちに」というのが常識とされていて、蔵元もしぼりたての冬の時期しか出さなかったりということもあるのですが、実際寝かせても美味い酒はいっぱいあるもんです。
搾りたての華やかな香りやシャープさは消えてしまうのですが、表面を彩る要素が引いた後にその酒本来の味わいともいえる部分がゆっくり立ち上がってくるもので、生酒ならではの生き生きした口当たりを残しながら複雑な旨味が絡んでくるのは個人的には大好きです。
熟成向き不向きで言うと、やっぱり旨口のどっしりした酒ほど熟成で真価を発揮すること多いもの。
そういう酒が多いウチでは残り少なくなってきたのを空けるのをためらって、4合瓶300ml瓶に詰め替えたのが仰山あります。


まずは27年度、2年熟成もの。

長野は中野の「勢正宗」は柔らかい旨味が熟成と絶妙の相性で、思わず2本買ってしまいました。
どちらも美山錦の70%精米でもち米四段仕込みも共通ながら酵母の違いで味が変わる面白さ。
長野D酵母の"Green Carp"がよりまろやかな印象です。

三重の「るみ子の酒 伊勢錦」は当店イチオシ、生熟成の良さが顕れていると思います。
変な老ね感などなく旨味がグッと湧き上がってくる感覚、ぬる燗から熱燗でさらに膨らむのがたまらないです。

同じく三重の伊賀上野「三重錦 純米生」もまろやかな旨味が熟成ならでは。
兵庫は灘の「大黒正宗 純米吟醸無濾過生原酒」はキリッとした酸の効いた生酒の熟成による渋みが上がってきて旨い。
島根県出雲市の「十旭日 生酛純米生原酒」は生酛70%精米で重厚感抜群。
それでもって福井市の「舞美人 生酛純米」は別格のオリジナリティ。
生酛ならではの乳酸の効いた独特の飲み口に熱燗で立ち上がる濃厚な旨味。
精米歩合85%の低精白も相まって複雑な要素が絡み合って押し寄せてきます。
凄いんだけどいわゆる「日本酒」のイメージからかけ離れたものなのでそのつもりで。


次は26BY。
一番左のは滋賀県、琵琶湖の北の「不老泉 山廃無ろか(生)酒母四段」
一升瓶から300ml瓶に移し替えたのでラベルがえらいことになってます。
これぞ生熟成という感じで熱燗にした時に上がってくる複雑な旨味がたまらんです。

奈良の「大倉 備前朝日 山廃特別純米無濾過生原酒」
これは蔵元で熟成させて出荷したもので、最近開けたせいかいわゆる老ね感は無く、まろやかな旨口でバランスいい思います。


25BYは少々。
それぞれ残り少ないのでコメント割愛でホンマに好きな人に出します。
一般的な感覚では飲み頃を越えてしまっているのもあるので悪しからず。


まとめると、ほとんど全部ぬる燗から熱燗向けです。
冷やだと老ね感や酸の強さが前面に出て飲みづらいものもあり。
温度上げると熟成によって上ってきた色々な旨味成分が次々と顔出してきて、じっくり噛みしめたくなるような面白さ。
個人的にはこうやって変化してゆく様が日本酒の醍醐味やと思ってますが、一般的な感覚での「日本酒」のイメージとは違うもんなのかもなあ、ここに挙げたの全部。


まあ、気になる人来て下さい。
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